ガンダムの世界3。
第93回 夏男(その仲間達)の広場
司会のイナッチです。異常気象と聞いてから、天候に対する意識が変わってきました。少しの変化にも敏感になっています。晴天が続いて暖かかったのに、急に雨になると冷え込む。異常気象?といった風につい考えてしまう。でも、よく考えればこれは昔からそうだった。雨の日は寒い、という子供の頃からの記憶がしっかりとあります。先入観と固定観念とは、とても強い印象を作り、その人を時にばかして遊んでいる。
異常気象とはどういうものか。いかに恐れるべきものなのか。それを無意識に理解できているからこそ、こういった脳内現象が起こるのだと思います。しかし、より大きな印象にすぐに自体を結び付けようとする人の習性は、エゴなのかもしれない。
★萌えドラマ。
アムロ「それはエゴだよ」
シャア「私は、エゴを否定しない人間のつもりだが」
アムロ「時期に全てのコロニーが独立する。そうなれば、避けられなくなるぞ」
シャア「それは私が決める事ではない。武装化に踏みきった時点でもう始まっていたのだよ、そういうものは、止められやせんさ。独立を果たしたコロニー同盟が、コロニー軍と名乗る日もそう遠くはない。今は地球に降りるしかなかろう」
アムロ「議会への提出が通ると思っているのか?今のあそこは、腐敗した地球連邦の意見箱にすぎない。コロニー派の意見など、」
シャア「そのために私が行く」
アムロ「まさか・・・、議会をジャックするのか?」
シャア「いや、私も馬鹿ではないさ。だが、地球圏での私の勤めは、これを最後にするつもりでいる」
アムロ「・・・・・・。あの頃のようだな。民間人はいつでもあなたの登場を待ち望んでいる。活発化しているティターンズの動きにも、変化が出るかもしれない。あそこの内部には、今も君への忠誠を誓う多くの人間がいる。また、時代に選ばれたな、シャア」
シャア「よしてくれ、そういう気は無い。しかし、私もそういった流れには逆らわぬつもりでいる。君のような目をした人間が、今も地球に残っているからだ。もしかしたら、私もそういう人間を裏切れない、ただの一コロニー派なのかもしれんな」
アムロ「何を考えているんだ? 最終的に、連邦軍とは事をかまえるつもりでいるんだろ? かといって、コロニー同盟と手を組むというわけでもない。身の置き場がなければ、こちらの意見は留まる場所が無い・・・」
シャア「・・・・・・」
アムロ「あなたがどう動くかで、多くの意思が動き出すぞ」
シャア「ブレックスがいれば、また違っているのだろうな」
アムロ「それは、時代の事かな。それとも・・・、シャアの野望の事か」
シャア「アムロ、私はジオンとはビジネスをしているだけだよ。わかってほしいものだな、君にも。カミーユにも」
アムロ「・・・・・・」
★萌えドラマ2。
サザビーコーポレーションの医務室を退院したイナッチは、その足でパイロット訓練施設へと向かった。
休暇日であるため、そこには、いつものようにシャアの姿があった。
シャア「生死の狭間をさ迷ったと聞いたが。体の方はもういいのか?」
イナッチ「ええ」
シャア「・・・・・・君は、私を不信がらぬのだな」
イナッチ「・・・・・・」
シャア「私に何を見ているか知らんが、私はそうたいした男でもない。君が思っているほど」
イナッチ「不信感はありません。パイロットの強化に専念するあなたを見ていれば、あなたの考えぐらいわかりますから」
シャア「・・・・・・ふ。そうだな。君にはわかっていてほしい」
イナッチ「これ、退課願いです」
シャア「・・・・・・イナッチ。・・・・・・受け取れんな。今は色々と忙しい」
イナッチ「上層部には話を通してあります」
シャア「辞めてどうする? エゥーゴに行くつもりか」
イナッチ「はい」
シャア「ウパはアムロにしてやられたのだよ。自分が抜けた後の穴埋めにすぎん。しかし、ウパ君なら適任だろう、アムロ本人には、今もエゥーゴを裏切ったというつもりはない」
イナッチ「わかっています」
シャア「なぜ辞める必要がある。説明がなければ、こちらは許可しかねるが」
イナッチ「自分の目で、見極めました」
シャア「・・・・・・何を見た」
イナッチ「あなたですよ。お世話になりました。シャアさん、元気で」
イナッチはパイロット訓練施設から退出していった。
ホログラムではあるが、パイロット訓練施設内では、白い太陽がさんさんと輝いている。シャアはそれを見上げていた。
シャア「・・・・・・ホログラムとはいえ、・・・・・・美しいものだな」
萌えドラマ3。
エゥーゴへと身を移したイナッチは、すぐにパイロットとしてMSを与えられた。
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1/100 MG MS-06S シャア専用ザク Ver.2.0 販売元:バンダイ |
イナッチ「どうも」
ウパ「あ・・・・・・。どうも、先日は申し訳ありませんでした。生死を賭けた戦闘で詐欺を働くとは、真に恐縮であります。しかし命を賭けた生き残り戦でしたので、この心よりの謝罪でどうかご理解ください」
イナッチ「三回まわってワンと言え」
ウパ「ハッ・・・、ハッ・・・、ハッ・・・。ワン!」
イナッチ「許そう」
ナツオン「戦場に復帰したんだね、もうブログで面白い話を書け、なんて傲慢な事は言わない。約束します」
イナッチ「信じよう」
ウパ「何はともあれ、復活おめでとう」
イナッチ「ありがとう。ところで、アムロさんの話だけど・・・」
ウパ「ああ、時代を見て、動いたと言っていた・・・。シャアと何かやろうとしてる。いや、何ていうのかな・・・・・・。シャアを、監視してる」
イナッチ「監視? 心当たりは?」
ウパ「止められると思ってるんだろ。もしくは、止める責任が、自分にあると思い込んでるとか」
イナッチ「ララァさんと、関係があるの?」
ウパ「そういうのはよくわからんが、あの二人には色々あるよたぶん。全部関係あるんだろう。それで、アムロと、シャアなんだよ」
イナッチ「アムロさんが睨んでる、シャアの思惑・・・それに、心当たりは?」
ウパ「そのままだよ。ジオンと同盟を結びつつ、サザビーコーポレーションとして、あそこは多くの軍事力と手を結んでる。コロニーの独立軍らもその内だ。これで、シャアのカリスマ性を使えば、サザビーコーポレーションは一独立国家以上のステイタスを手に入れる事になる」
ナツオン「女の子とハレンチに遊んできます」
イナッチ「彼の意思に賛同する者が、自軍を裏切ると?」
ウパ「内部分裂だろうな。ティターンズだろうが連邦軍だろうが、ジオンだろうが、エゥーゴだろうが、シャアに惹かれている者は多い」
イナッチ「彼は地球で降りるつもりだよ。宇宙中を巻き込んで暴動を起すつもりか?考えられない」
ウパ「暴動じゃない。シャアがやろうとしてる事は、おそらく、地球の破棄だ」
イナッチ「・・・・・・」
ウパ「軍、または国を創ろうとしている。多くの傘下国、同盟軍を持つ、止まらない、流星のような国だ。地球があるから、人の心は引力に惹かれたままになる。空に上がった者達は憧れに見下ろし、引力に酔った者達が空を睨み上げるような居住地帯など、消してしまえばいい。なくなれば、新たな理想を構築直視する事ができる。それは可能だからな、現に俺もお前も、スペースノイドだ。それにもかかわらず、降りた事もない地球に惹かれている。無ければ、故郷であるコロニーを愛せるはずだ」
イナッチ「五世代にわたる永住でさえまだ困難とされるコロニーを、愛せるかな・・・」
ウパ「今生きている人間が全ていなくなれば、愛せるさ。地球を知る人間が消えるのを待てばいい」
イナッチ「シャアさんの理想とは思えない」
ウパ「綺麗すぎるんだよ、あの人・・・・・・。なぜシャアがMSに乗るかわかるか?倒れてはいけない権力者が、自らMSに乗るんだ。MSの操縦がうまいからという理由で乗っていると思うか?」
イナッチ「・・・・・・」
ウパ「割り切れているようで、いつもいっぱいいっぱいだよ。母親がそばにいないと、事の善悪も忘れてしまうような子供さ、あの人は。純粋すぎる」
イナッチ「地球を消そうとしてる人間が?」
ウパ「放っておいても戦乱の時代に変化はつかない。このまま多くの血が流れる」
イナッチ「だから終わらす? シャアが?それがあの人の理想とは思えない。理想の平和を誰よりも強く願っている人だ」
ウパ「ハマーン・カーンの意思は、生きてる」
イナッチ「・・・・・・ジオンの?」
ウパ「ネオ・ジオンのだ」
イナッチ「・・・・・・彼女は、」
ウパ「俺達だからわからないだけだ。シャアは、感じてる。ハマーンが生きていないとしても、第二のハマーンは必ず現れる。それが同じ事だと、シャアは理解しているんだよ」
イナッチ「地球を無くせば、現れないと?」
ウパ「皆、人が生きていく時代を創ろうとするだけさ。やれる事とやれない事がある。シャアは自分にしかやれない事を、実行に移すだけだろう。ハマーン・カーンがいては、シャアの理想は叶わない。それはのちの全人類の理想といえる」
イナッチ「ハマーンの可能性を、消したいのか」
ウパ「地球があっては、邪魔なんだよ。あそこは眩しすぎる・・・・・・」
イナッチ「なら、なぜジオンと全面的に同盟を?」
ウパ「ビジネスをしているのさ」
イナッチ「・・・・・・。確かに、シャアはいつもそう言っていた」
ウパ「戦乱の世が悪化する前に、そういう事はしておくもんさ」
イナッチ「ジオンを、標的にしているのか・・・」
ウパ「わからないが、ジオンを名乗る意思には、敏感らしいな」
イナッチ「シャア、アズナブル・・・・・・」
ウパ「さて・・・・・・。俺達は、どこと戦う事になるか」
イナッチ「運だね。パイロットだから」
宇宙暦×年、地球が攻撃地帯となる事はなかった。シャアが暗殺されたというニュースは、宇宙中を駆け巡り、それまでに分散しようとしていた全反乱分子は混乱し、行き先を失った反乱分子は、強烈な自軍の理想に一時その旨を休ませる結果となった。
各地の軍、機構、などは一時の平和協定を結び、地球はこれまで通りに地球連邦軍の管理下に置かれる事となった。ネオ・ジオンとサザビー・コーポレーションだけが、その歴史から姿を消したのである。
ウパ「おかえりなさい、アムロさん」
イナッチ「お疲れ様でした」
アムロ「ああ」
ウパ「これで、時代の流れはどこへ向かったのですか」
アムロ「少なくとも、シャアには休憩が必要だな」
イナッチ「彼は今どこに?」
アムロ「わからない」
ウパ「・・・・・・」
イナッチ「どこかで、彼は今も」
アムロ「いや・・・。これは、シャアがエゥーゴと画策したシナリオだよ」
ウパ「?」
イナッチ「まさか・・・」
アムロ「無論、シャアの暴走まではシナリオに無かった事だが・・・」
ウパ「どこまでが、シナリオだったんですか」
シャア「君達のような次世代の人間が、この戦いをどう終わらせるか・・・。こちら(エゥーゴ)としては、どう参加するのかを観測する事がメインのようなものだったが、シャアは、終わらせてくれると思っていたんだろう」
イナッチ「各地の軍事力は統一される事無く、今も残っています。これが、平和ですか?」
アムロ「君たちにも今にわかる。そんなに簡単な事じゃないよ、平和なんて」
ウパ「ザビ家の理想は残ってる。それは、必ず誰かの野望として、この時代を覆い尽くそうとしますよ」
アムロ「そのためにガンダムがある。そのために、君達がいるんだよ」
イナッチ「・・・・・・」
ウパ「・・・・・・そうですか。また、パイロットが必要になったら雇ってくださいね。次は新型に乗りますから」
アムロ「もちろんだ。こちらからもお願いする」
イナッチ「降りるの?」
ウパ「降りるさ。モー娘。のコロニーツアーが始まるからな」
イナッチ「あ・・・・・・。予約するの忘れた」
ウパ「チケットは二枚で送られてくるんだぞ」
イナッチ「・・・・・・なるほど。そういう事みたいです」
アムロ「ああ、イナッチもありがとう。二人の席は空けておくよ。さあ、乾杯だ」
イナッチ「乾杯」
ウパ「乾杯」
アムロ「乾杯・・・」
完
イナッチが記事を担当しました。
次回の司会はウパです。次回もよろしくお願いします。
『夏男の広場』でした。

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