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顔文字教室

2007年5月21日 (月)

ドキドキする話2

第102回 夏男(とその仲間達)の広場

司会の夏男です!(^^) ドキドキする話2をやります!!

    ドキドキする話2

 ある夏の日でした・・・・。

「風が気持ちいね」

「・・・・え?」

 三泊四日で熱海に旅行中、その、帰りの日の前日。つまり、最後の日でした。

 ホテルの廊下から、すぐ目の前にある海岸をのぞいてたら、窓の前に立つ俺のとなりにその人がきて・・・・・・。突然、面識も無い俺に話しかけてきたのでした。

「風・・あ、気持ちいいよね」

「うん。僕は、一人旅?」

「僕・・・て、俺のこと? フフ。ええ、一人で」

「私もさ・・・。なんだか・・・、急に海が見たくなっちゃってねえ」

「フフどうです? 俺の部屋で、いっぱい、付き合ってもらえませんか」

「あら。お誘いかしら」

「ええ。こんな天気の良い日にホテルにいるなんて、わけありの旅なんでしょ」

「海が見たかっただけさ・・・・・・。行くわ。何号室?」

「ここですよ」

 真後ろの部屋が俺の宿泊している部屋だった。そこは、まあ、少し自慢っぽくなるけど、一等室だった。

「・・・僕は、お金持ちなんだ。すごいじゃないか」

「今のために、貯金をはたいたんですよ。何もかも。いつかこんな日を迎えられるように・・・・・・。やっと今があるんです」

「合格」

「・・・え?」

「お酒、つき合わせてもらうよ。坊や」

「・・・・・フフ。ええ、光栄です」

 部屋に二人で・・・・・・。語り合った言葉は、どれだけお互いを理解させただろう。飲み込んだお酒は、どれだけその想いをふくらませただろう・・・・・・。

 どれだけの時間がすぎたのか・・・・・・。部屋のベランダみたいなとこから見える景色は、すっかりと夜につかっていた。

 時計を気にして、畳を立ったその人は・・・・。俺に微笑んで、『楽しかったよ』と言った。

 俺は自然とその人に微笑み返して、『俺も』・・・と言った。

 そして・・・・・・。

「待って・・・」

「・・・なんだい、坊や」

「夜の海を・・・・・、少し、歩きませんか」

「・・・・ふ。もう満足さ。そんな時間なんて、ないはずだよ。坊やは明日帰るんだろ? 私もさ。ごちそうさま」

 ドアへと歩いていくその人の足は、気のせいか、少しゆっくりだったような気がした。

「・・・坊やと言われたまま、・・・・帰したくないな」

 そう言った俺に、その人はくるりと振り返って、微笑んでいた・・・・・・。

「坊やさね」

 俺は立ち上がった・・・・・・。

「坊やかどうか・・・・・・。確かめる?」

 その人は、まだ微笑んだままだった。年下のような顔をして、俺よりもずっと年上な雰囲気を持っている。

 強がっているのか・・・。それとも、その人は、強くいなくてはならない、理由をかかえているのか・・・・・・。

 俺には、すごく魅力的に見えた。

「坊やは、坊やだよ・・・。私にふれられるのは、男だけさね。言っておくけど・・・、坊やなら、ふれさせないよ」

 俺はどこからわいてくる自信なのか・・・・・・。

 微笑んでいた。

 その人の真正面で、俺は止まった。手を伸ばさずとも、その人の腕も、腰も、肩も、胸も、全てがすぐそこにある。

 俺を見つめたままはなそうとしない、その強い目も、息がふれあう距離にあった・・・・・・。

「ずっと、がまんしていたよ・・・。ダメだって、自分に言い聞かせてた。あなたが俺に話しかけたように・・、俺も、このままさわやかに、帰してあげよう・・・って」

「・・・・・・」

「でも、あなたも求めてる」

「ふふ」

「フフ・・・。坊やのままじゃ・・・・・・、帰せない」

 俺はそこで、微笑を消し・・・・・・。

 その人を見つめた・・・・・・。

「坊やかどうか、俺をためせよ」

「男にしか・・・、ふれさせないよ」

 その人は、目をつぶった・・・・・・。

 俺は・・・・・・、心を・・・、決めた。

「俺は・・・・・・、男さ」

 その人の腰に、優しく、両手を回して・・・・・。

 力いっぱいで・・・・。

 投げっぱなしジャーマンスープレックスをぶちかました・・・・・・。

「すううううっってきーーー!!!!

 とか叫びながらその人はぶっ飛んで・・・・、ドゴンってドアに頭を強打して、そのままバカっぽくはね返った。

 そして、畳にずううん・・・と、まるで大木のように倒れこんだ・・・・・・。 

 その人は、笑っていた・・・・・・。

 まだ少しだけ荒い息づかいを落ちつけながら、俺は、その人に言った・・・・・・。

「これでも・・・・・・坊やですか」

 その人はばたん、とあおむけになり・・・・・・・。とってもステキな顔で、鼻血をふいていた。

「・・・・ごう・・・・・、かくよ」

 今でも、とてもステキな思い出です。

                  (完)

ロマンチックにドキドキできる・・・っぽい、オチのある話でした(^^)!お話を作るのって難しいですね(汗)あの、俺の回の『夏男の世界』てお話を読んでください。そっちなら・・・・少しだけ、かなりイイ感じにイケてると思います確実に。

夏男が記事を担当しました。次回はウパが司会です。

『夏男の広場』でした!

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